批判が絶えないままこの世を去ったアイドル 望月める の生い立ち

2020年冬、1人のアイドルがこの世を去りました。彼女の名は 望月める

ミスiD2019公式HP)ではファイナリストに残るほど存在感のあるアイドルでした。

しかし、問題行動が多かったことから彼女の悪評が後を絶たないのも事実です。

望月める氏の行い(詳細はこちら)は非難されてしかるべきですが、彼女には暗い過去があったのも事実です。

なにを思い、なにを考えながら生きてきたのか。

今回、この記事では、望月める氏の批判ではなく生い立ちについてまとめた内容になっています。

※事件被害者の方にとっては嫌な内容かもしれませんが、私は望月める氏を擁護するつもりは一切ありませんのでご容赦ください。

 

♢目次

1.プロフィールと経歴

2.整形依存について

3.学生時代

4.高校中退後

5.まとめ

 

 

1.プロフィール

望月めるミスID

(写真は望月める氏/出典:http://miss-id.jp/nominee/7203

 

♢プロフィール
名前   :望月める
生年月日 :2000年8月3日
出身地  :長野県
身長・体型:155センチ(B75/W60/H80)
推しメン :白石麻衣
欲しいもの:クレジットカード
経歴   :ミスid2019(「きみがいる景色が、この世界〜夜〜」賞・受賞)

以上が、望月める氏のプロフィールになります。

続いて、経歴も見てみましょう。

 

♢経歴
所属グループ :モノクローン(公式HP
前所属グループ:アフロディーテ(公式HP
テレビ出演  :『ゴットタン』、『村上マヨネーズのツッコませて頂きます!』

ゴットタン出演時にはすでにアイドル事務所をクビになっていますが、一応アイドルとして出演しています。

闇ツイートをするアイドル”という番組内コーナーがあり、そこで起用されることとなりました。

「かわいい女全員消えろ」発言についての質疑応答だけで終われば良かったのですが、芸人たちから別のことを徹底追及されます。

・Twitterに載せている写真に高級ブランド品が多数写りこんでいること

・整形に100万円以上つぎ込んでいることを示唆するtweetがあること

ただの元アイドルが、これだけお金を持っているのはおかしいですよね。

そこを質問責めされた結果、性的マッサージ店でアルバイトしていることを白状したわけです。

では、なぜそのようなお店で働くこととなったのか。

それには、望月める氏の整形依存が深く関係していました。

 

2.整形依存について

望月める氏が初めて整形したのは、高校3年生のときでした。

その一度だけで終われば良かったのですが、理想の自分に手っ取り早く近づけてしまうのが整形の恐ろしいところ。

何度も、何度も整形に手を出してしまい、あっという間に依存してしまいます。

1度の整形で数百万円を使うこともあり、普通に働いていてはお金が足りません。

そこで、高収入である性的マッサージ店に勤務することになったわけです。

しかし、そもそもなぜ整形しようと思ったのでしょうか。

それは、学生時代に原因にあるようです。

望月める氏は、女子生徒からイジメを受けていたと話しています。

加害者の女子たちはみな美人であり、校内ヒエラルキーも高い。

また、初恋相手だった男性が、望月める氏をイジメていた女性と付き合ったことで確信したそうです。

“美人であればあるほど、人生は上手くいくもの”。

そうして、整形をしようと決意するに至ったわけです。

 

3.家族関係

望月める氏には、イジメ以外にもストレス要因がありました。それは家族です。

まず、母親は24歳で亡くなっているそうです。あまりにも早過ぎる死ですね。

精神的な支えとなるはずの母親がいないというのは、とても辛かったでしょう。

ただ、一番の問題となったのは父親のようです。

ミスid2019のファイナリストとしてインタビューを受けた際、父親について次のように話しています。

・精神的ダメージを与えてくることはもちろん、暴力を受けることもあった

・父親のことを学校の先生に話しても耳を傾けてくれなかった

・警察に相談しても、児童相談所へ行くよう促されてまともに相手をしてくれなかった

・児童相談所に行っても、これといって助けてくれるわけではなかった

・父親は恐怖の対象だったが、母親は他界し、兄弟もいないため1人で闘わないといけなかった

このように不遇な子ども時代を過ごしたことで、誰にも期待はしなくなったとのこと。

結局、自分を助けられるのは自分だけであるということですね。

誰にも期待しない、頼らない。

そうして孤独を抱えた望月める氏は、高校を中退し、生まれ育った長野を捨てて上京することとなったのです。

 

4.高校中退後

東京にあてがあるわけでもなく、行き当たりばったりの上京でした。

家を借りようにもまとまったお金がなく、そもそも保証人も1人としていません。

ビジネスホテルを転々としながら、アルバイトで食いつなぐ日々。

そんな生活をしていたら、普通は嫌気がさして帰りそうなものです。

しかし、望月める氏は、自分で生計を立てることができるというのが非常に心地良かったそうです。

父親に頼らずに生きていけることは、本人とっては一番の幸せだったのかもしれませんね。

さて。その日暮らしをしていた望月める氏ですが、転機が訪れます。

アイドル事務所に入り、アイドルグループ・アフロディーテとしてデビューを果たします。

ただ、ファンとの連絡先交換が発覚、そして、知人男性とのツーショット写真が流出し、事実上の解雇となります。

アイドルとしてはあまりにも短命でしたが、ミスid2019においてファイナリストに選ばれたことが追い風となります。

有名バラエティ番組ゴットタンへの出演や、人気Youtuberコレコレ氏とのコラボ(動画)を果たします。

その可愛さに注目が集まり、男性のみならず女性人気もグングンと上昇していきます。

その後、アイドルグループ・モノクローンのメンバーとして再デビューを飾り、完全復活を遂げました。

そんな矢先に、望月める氏がたて続けに問題を起こします。

内容を簡単にまとめますと、次の通りです。

・有料ファンクラブ会員には月1回の特典を贈ると言いながら一度も実行せず

・ファンに対してパパ活アプリをオススメする(援助交際を暗にもちかけたのか、単純に勧めただけなのかは不明)

・SNSでコンタクトを取った複数のファンの個人情報を晒しあげてしまう

特段、問題になったのはファンクラブ事件でしょう。

有料会員になる対価として特典を渡すというサービスなのに、何もしないとなればファンは当然怒ります。

返金申請が相次ぎますが、返金には一切応じなかったようです。

そのため、ゾクゾクと批判が集まり、望月める氏の悪評があっという間に広がったわけですね。

渦中のなかで細々と芸能活動をしていましたが、Twitterでは自殺をほのめかすような内容の投稿が増えていきます。

そして、ある日を境にSNSの更新が途絶えます。

返金未対応だったため逃亡したと思われていましたが、2021年5月21日。

家族と思われる人間がTwitterに突然あらわれ、望月める氏が2020年の冬に死亡していたことを告げました。

自殺か、病死かは現在調査中です。分かり次第追記します。

 

5.まとめ

問題児として有名だった望月める氏ですが、その生い立ちは過酷なものだったようです。

一連の行動は非難すべきであり、彼女の過去とは切り離して考えるべきです。

ただ、もし、子ども時代に、彼女を助けてくれる人間がいたら、まったく違う人生になっていたかもしれません。

そう思うと切ない気持ちになるのは、筆者だけでしょうか。

若き命が散ってしまったことを、ただただ悔やむばかりです。

心よりご冥福をお祈り申し上げます。

望月める画像

(出典:https://twitter.com/mell_mtzk/status/1321764809000378370/photo/2

 

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